アトピー性皮膚炎とアレルギー!

アトピーはアレルギー疾患から生じる?

アレルギーがアトピーを発症させる原因になったり、悪化させることはあります。しかし、アレルギーだからアトピーになることはありません。

アトピーは何が原因か分からない、とする治療家が多いため、アトピーをアレルギー疾患の一つだと考える人はいまだに少なくありません。でもアレルギーの人がみんなアトピーになるわけではないのです。アレルギーを持っている人が、皮膚に症状が出たときに、その対処の仕方によってアトピーを発症させてしまう人が非常に多いということなのです。つまり、アレルギー疾患からアトピーになるのではなく、アレルギー疾患を対処する過程でアトピーへの道が開けてしまうということなのです。

アレルギー疾患はいわば体の防衛反応です。カラダにとって害がある(とカラダが考えている)食べ物やハウスダストなどを「敵だ!」とみなして記憶します。外から体に入ってきたら、『悪いやつがはいってきたよ!!』と知らせるメカニズムなのです。

カラダから、それらを追い出すために、鼻水やくしゃみといった流れ出る分泌物が増え、体内の毒素の濃度を薄めるために血液を集めて腫れたり、処理するために闘ったりして赤く炎症を起こすのです。かゆみや湿疹などはそのために引き起こされます。
アレルギー反応が起こってしまうメカニズムもしっておくと、症状の緩和に大いに助けになりますので、アレルギーのことも詳しく音声ではお伝えしていきますね。